NHK紅白歌合戦は1951年にラジオ放送として始まり、2024年で第75回を迎えた日本最大の年末音楽番組です。この記事では、歴代出演者の完全リストから出場回数ランキング、紅組・白組の勝敗記録まで、「紅白歌合戦 出演者 歴代」に関するすべての情報を網羅的に解説します。
目次
第75回紅白歌合戦(2024年)出演者一覧
2024年12月31日に放送された第75回NHK紅白歌合戦では、「あなたへの歌」をテーマに紅組21組・白組21組の計42組が出場しました。司会は有吉弘行、橋本環奈、伊藤沙莉が務めました。
🎤 2024年初出場歌手(10組)
紅組(3組):ME:I、ILLIT、tuki.
白組(7組):こっちのけんと、Omoinotake、Da-iCE、TOMORROW X TOGETHER、Number_i、新浜レオン、Creepy Nuts
第75回出演者完全リスト
紅組 | 出場回数 | 白組 | 出場回数 |
---|---|---|---|
ME:I | 初 | こっちのけんと | 初 |
天童よしみ | 29 | Omoinotake | 初 |
ILLIT | 初 | Da-iCE | 初 |
緑黄色社会 | 3 | 新浜レオン | 初 |
櫻坂46 | 4 | JO1 | 3 |
HY | 3 | 山内惠介 | 10 |
乃木坂46 | 10 | 純烈 | 7 |
LE SSERAFIM | 3 | BE:FIRST | 3 |
tuki. | 初 | TOMORROW X TOGETHER | 初 |
水森かおり | 22 | 郷ひろみ | 37 |
aiko | 15 | Creepy Nuts | 初 |
坂本冬美 | 36 | GLAY | 4 |
椎名林檎 | 9 | Vaundy | 2 |
Superfly | 8 | 星野源 | 10 |
TWICE | 5 | Number_i | 初 |
あいみょん | 6 | 藤井風 | 3 |
イルカ | 2 | 三山ひろし | 10 |
西野カナ | 10 | 南こうせつ | 6 |
高橋真梨子 | 6 | Mrs. GREEN APPLE | 2 |
石川さゆり | 47 | THE ALFEE | 2 |
MISIA(大トリ) | 9 | 福山雅治(トリ) | 17 |
紅白歌合戦 歴代出場回数ランキング
紅白歌合戦の出場回数は、歌手の人気と継続性を表す重要な指標です。現在の記録保持者と上位ランキングを詳しく見てみましょう。
🏆 歴代最多出場回数トップ10
📊 出場回数記録のポイント
- 北島三郎は2013年の第64回で引退を表明し、歴代最多51回で紅白を卒業
- 五木ひろしは2021年に紅白卒業を発表、50回の記録で終了
- 石川さゆりは現役歌手として最多の47回出場を記録中
- 現役では郷ひろみ(37回)、坂本冬美(36回)が上位に続く
紅白歌合戦 年代別歴代出演者の特徴と傾向
紅白歌合戦の出演者は時代とともに大きく変化してきました。各年代の特色ある出演者と音楽トレンドを振り返ります。
主要出演者:美空ひばり、島倉千代子、藤山一郎、三橋美智也
特徴:戦後復興期の日本を代表する歌謡界のスター達が中心。美空ひばりが多数のトリを務め、藤山一郎や三橋美智也が白組を牽引した時代。
主要出演者:美空ひばり、島倉千代子、北島三郎、三波春夫、橋幸夫
特徴:美空ひばりが黄金期を迎え、北島三郎の時代が始まった年代。演歌の基盤が確立され、後の常連歌手たちがデビューした重要な時期。
主要出演者:八代亜紀、都はるみ、森進一、五木ひろし、山口百恵、沢田研二
特徴:演歌の黄金期とポップスの台頭。山口百恵の引退(1980年)や、五木ひろし・森進一の本格参戦により、現在につながる紅白の基盤が形成された。
主要出演者:石川さゆり、中島みゆき、松田聖子、中森明菜、近藤真彦、少年隊
特徴:アイドル全盛期で松田聖子vs中森明菜の競演が話題に。ジャニーズ系アイドルの本格参入も始まった年代。石川さゆりが現在も続く長期出場をスタート。
主要出演者:安室奈美恵、DREAMS COME TRUE、SMAP、米米CLUB、小林幸子
特徴:J-POPの隆盛とジャニーズグループの躍進。SMAPの登場により、グループアイドルの新時代が到来。小林幸子の派手な衣装が話題となった。
主要出演者:浜崎あゆみ、EXILE、平井堅、コブクロ、倖田來未
特徴:J-POPの多様化とアーティスト性重視の時代。ヒップホップやR&Bの要素を取り入れた楽曲が増加し、音楽シーンの幅が大きく広がった。
主要出演者:嵐、いきものがかり、AKB48、乃木坂46、星野源、RADWIMPS
特徴:AKB48グループの大躍進とアニメソングの浸透。YouTube時代の到来により、より幅広いジャンルの楽曲が紅白に登場するようになった。
主要出演者:YOASOBI、BTS、Official髭男dism、LiSA、King & Prince、Number_i、新時代のK-POPアーティスト
特徴:ストリーミング時代に対応した楽曲選択と国際的アーティストの増加。コロナ禍の影響で無観客開催(2020年)や、K-POP・アニメソングの完全な市民権獲得が特徴。
紅組・白組 紅白歌合戦 歴代勝敗記録
紅白歌合戦の醍醐味の一つが紅組・白組の対戦です。2024年第75回終了時点での通算成績は白組41勝・紅組34勝となっており、白組が7勝のリードを保っています。
白組リード(2024年時点)
🏆 勝敗の傾向と特徴
勝敗記録のハイライト
- 最多連勝記録:白組6連勝(2005年〜2010年)
- 紅組最多連勝:3連勝(複数回あり)
- 2024年結果:白組勝利(2年ぶり41度目)
- 接戦の年:近年は僅差での勝負が続いている
年代別勝敗傾向
年代 | 紅組勝利 | 白組勝利 | 特徴 |
---|---|---|---|
1950年代 | 4勝 | 6勝 | 白組優勢でスタート |
1960年代 | 5勝 | 5勝 | 均衡した競争 |
1970年代 | 6勝 | 4勝 | 紅組が巻き返し |
1980年代 | 4勝 | 6勝 | 再び白組優勢 |
1990年代 | 4勝 | 6勝 | 白組の安定した強さ |
2000年代 | 5勝 | 5勝 | 再び均衡状態 |
2010年代 | 3勝 | 7勝 | 白組の圧倒的優位 |
2020年代 | 3勝 | 2勝 | 紅組がやや優勢 |
紅白歌合戦 年別歴代出演者一覧(1951年〜2024年)
紅白歌合戦75年の歴史を彩った全出演者を年代順に整理しました。各年のトリ(最後に歌う歌手)と時代背景も併せてご紹介します。
1950年代の歴代出演者
回 | 年 | 紅組トリ | 白組トリ | 優勝 |
---|---|---|---|---|
第1回 | 1951年 | 渡辺はま子 | 藤山一郎 | 白組 |
第2回 | 1952年 | 渡辺はま子 | 藤山一郎 | 紅組 |
第3回 | 1953年 | 松島詩子 | 藤山一郎 | 白組 |
第4回 | 1953年 | 渡辺はま子 | 真木不二夫 | 紅組 |
第5回 | 1954年 | 渡辺はま子 | 霧島昇 | 紅組 |
第6回 | 1955年 | 二葉あき子 | 藤山一郎 | 白組 |
第7回 | 1956年 | 笠置シヅ子 | 灰田勝彦 | 白組 |
第8回 | 1957年 | 美空ひばり | 三橋美智也 | 紅組 |
第9回 | 1958年 | 美空ひばり | 三橋美智也 | 白組 |
第10回 | 1959年 | 美空ひばり | 春日八郎 | 白組 |
2020年代の注目初出場歌手
最新の5年間(2020年〜2024年)で紅白に初出場した主要アーティストをまとめました。時代の音楽トレンドを反映した多様な顔ぶれが特徴です。
🎵 2020年(第71回)
初出場:NiziU、YOASOBI、瑛人、SixTONES、Snow Man、東京事変、milet、櫻坂46、BABYMETAL
🎵 2021年(第72回)
初出場:BTS、BiSH、東京スカパラダイスオーケストラ、藤井風、Awesome City Club
🎵 2022年(第73回)
初出場:IVE、LE SSERAFIM、Saucy Dog、なにわ男子、Vaundy、BE:FIRST
🎵 2023年(第74回)
初出場:NewJeans、SEVENTEEN、スピッツ、緑黄色社会、ano、Stray Kids
🎵 2024年(第75回)
初出場:ME:I、ILLIT、tuki.、こっちのけんと、Omoinotake、Da-iCE、TOMORROW X TOGETHER、Number_i、新浜レオン、Creepy Nuts
紅白歌合戦 特定アーティスト歴代出場記録検索
お気に入りのアーティストの紅白出場歴を調べる際の参考として、主要アーティストの詳細記録をご紹介します。
現役アーティスト出場記録
アーティスト | 出場回数 | 初出場年 | 最近の出場 | 代表曲 |
---|---|---|---|---|
石川さゆり | 47回 | 1977年 | 2024年 | 津軽海峡冬景色、天城越え |
郷ひろみ | 37回 | 1972年 | 2024年 | 2億4千万の瞳 |
坂本冬美 | 36回 | 1987年 | 2024年 | 夜桜お七 |
天童よしみ | 29回 | 1993年 | 2024年 | 川の流れのように |
水森かおり | 22回 | 2003年 | 2024年 | 五能線の旅 |
福山雅治 | 17回 | 2009年 | 2024年 | 桜坂、家族になろうよ |
aiko | 15回 | 1999年 | 2024年 | カブトムシ |
星野源 | 10回 | 2016年 | 2024年 | 恋、うちで踊ろう |
乃木坂46 | 10回 | 2015年 | 2024年 | インフルエンサー |
MISIA | 9回 | 2001年 | 2024年 | Everything |
紅白歌合戦 ジャンル別歴代出演傾向の変化
紅白歌合戦の出演者構成は時代とともに大きく変化してきました。各ジャンルの出演比率の推移を分析します。
音楽ジャンル別出演状況
🎶 ジャンル別出演傾向(2020年代)
- J-POP・ロック系:約40%(Official髭男dism、Mrs. GREEN APPLE、Vaundy等)
- アイドル・グループ系:約25%(乃木坂46、Number_i、JO1等)
- 演歌・歌謡曲:約20%(石川さゆり、坂本冬美、氷川きよし等)
- K-POP:約10%(BTS、TWICE、LE SSERAFIM等)
- アニメソング・ボカロ系:約5%(YOASOBI、LiSA等)
年代別ジャンル構成の変化
年代 | 主流ジャンル | 新興ジャンル | 特徴 |
---|---|---|---|
1950-60年代 | 歌謡曲・演歌(80%) | ポップス(20%) | 伝統的な日本の楽曲中心 |
1970-80年代 | 演歌(50%) | ニューミュージック・アイドル(50%) | 音楽の多様化始まる |
1990-2000年代 | J-POP(60%) | ロック・R&B(40%) | J-POP全盛期 |
2010年代 | J-POP・アイドル(70%) | アニメソング・ボカロ(30%) | サブカル要素の浸透 |
2020年代 | J-POP・アイドル(60%) | K-POP・ストリーミング系(40%) | 国際化とデジタル化 |
紅白歌合戦の歴代記録・トリビア
75年の歴史が生み出した興味深い記録や知られざるエピソードをご紹介します。
🏅 様々な記録
年齢関連記録
- 最年少出場記録:美輪明宏(当時15歳・1952年)
- 最年長出場記録:菅原洋一(91歳・現在)
- 最年長初出場:高橋真梨子(75歳・2024年時点で紅組最年長)
- 最年少司会:橋本環奈(2022年時点で23歳)
出場に関する記録
- 連続出場最長記録:石川さゆり(現在継続中)
- 最長間隔での再出場:THE ALFEE(41年ぶり・2024年)
- デビュー最速出場:デビュー年または翌年出場が多数
- 親子出場:美空ひばり・加藤和也、他多数
特別な出演・企画記録
年 | 特別企画・サプライズ | 話題性 |
---|---|---|
2020年 | 無観客開催 | 新型コロナウイルス影響 |
2021年 | BTS(ビデオメッセージ出演) | K-POP初の大型グループ参加 |
2023年 | ポケットビスケッツ復活 | 内村光良の25年ぶり歌手復帰 |
2024年 | B'z初出場・米津玄師復帰 | ロック界の大物初参戦 |
紅白歌合戦出演者検索のまとめ
「紅白歌合戦 出演者 歴代」に関する情報は、日本の音楽史そのものを物語る貴重なデータです。1951年の第1回から2024年の第75回まで、累計数千組のアーティストが出場し、それぞれの時代を代表する楽曲を披露してきました。
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この記事では、紅白歌合戦75年の全歴史を通じて、出演者情報を網羅的にまとめました。特定のアーティストや年代について詳しく知りたい場合は、NHK公式の紅白ヒストリーもご活用ください。
※本記事の情報は2025年8月11日時点のものです。最新の出演者情報についてはNHK紅白歌合戦公式サイトをご確認ください。